確定的リモートI/Oシステム入門
概要
このチュートリアルでは、Cシリーズモジュール用のNI 9144 8スロットEtherCATシャーシを使用した確定性リモートI/Oシステムのセットアップ方法を順を追って説明します。ハードウェアを箱から取り出してからNI LabVIEWでI/Oにアクセスするまでの手順を紹介します。
要件
ハードウェア
• LabVIEW Real-Timeコントローラ(イーサネットポート2個付)
o NI cRIO-9074統合コントローラ
o PXI-8231/8232 Ethernetインタフェースカード付PXIシステム
• NI 9144スレーブシャーシ
• CシリーズI/Oモジュール
• Ethernetケーブル
ソフトウェア
• LabVIEW 8.6以上
• LabVIEW Real‐Timeモジュール 8.6以上
• NI-RIO 3.0
• NI-Industrial Communications for EtherCAT
ハードウェアのセットアップ
このチュートリアルでは、cRIO-9074をLabVIEW Real-Timeコントローラとして使用します。このハードウェアシステムは以下の手順でセットアップします。
- CシリーズI/Oモジュールを適切なシャーシ(CompactRIOローカルシャーシまたはNI 9144シャーシ)に挿入します。
- 標準のカテゴリ5以上のEthernetケーブルで、cRIO-9074のEthernetポート2からNI 9144のEthernetポート1に接続します。同様にして、コントローラから複数のNI 9144シャーシにデイジーチェーン接続することも可能です。

注:cRIO-9074のポート1は下にあり、NI 9144のポート1は上にあります。
- 各シャーシに外部電源を配線します。それがハードウェアの電源になります。
関連リンク
NI cRIO-9072/9074操作手順
マスタコントローラの構成
- ハードウェアが接続されたら、ホストコンピュータに必要なソフトウェアをインストールします。
- Ethernetケーブルを使用して、cRIO-9074のEthernetポート1をホストコンピュータと同じネットワークに接続します。
- スタート » すべてのプログラム » National Instruments » Measurement & Automation を選択して、Measurement & Automation Explorerを起動します。左側の「構成」ツリー図でリモートシステムをダブルクリックして、ネットワーク上のcRIO-9074を見つけ、クリックします。
- コントローラの名前を変更し、IPアドレスを自動的に取得を選択します。終わったら再起動をクリックします。(スタティックIPアドレスを使用する場合は、下記の関連リンクをご覧ください。)
- リアルタイムコントローラにソフトウェアをインストールするには、リモートシステムの下のcRIO-9074を展開します。ソフトウェアを右クリックして、ソフトウェアの追加と削除を選択します。
- NI-RIOとスキャンエンジン、NI Industrial Communications for EtherCATなど、推奨ソフトウェアをCompactRIOコントローラにインストールします。
- コントローラを再起動したら、リモートシステムで再度CompactRIOコントローラを見つけます。左下隅にある上級イーサネット設定をクリックします。
- cRIO-9074のEthernetポート2を選択します(プライマリでない方のMACアドレス)。「モード」ドロップダウンボックスでEtherCATを選択し、OKをクリックします。
注:コントローラのEthernetポート2がEtherCATモードになっている時は、Ethernetネットワークでそのポートを使用することはできません。
関連リンク
Measurement & Automation Explorerを使用したCompactRIOのトラブルシューティング
ネットワークをLabVIEWで構成
- スタート » すべてのプログラム » National Instruments » LabVIEW X.X » LabVIEWを選択して、LabVIEW 8.6以降を起動します。空のプロジェクトをクリックします。
- プロジェクトを右クリックして新規 » ターゲットとデバイスを選択します。
- ターゲットとデバイスを追加ダイアログボックスで、既存ターゲットまたはデバイスを選択し、Real-Time CompactRIOカテゴリを展開してホストPCのサブネット上にあるコントローラを自動検出します。cRIO-9074を選択してOKをクリックします。
- LabVIEWプロジェクトウィンドウで、cRIO-9074を右クリックして新規 » ターゲットとデバイスを選択します。
- ターゲットとデバイスを追加ダイアログボックスで、既存ターゲットまたはデバイスを選択してEtherCAT Master Deviceカテゴリを展開し、コントローラ上のEtherCATポートを自動検出します。
- 使用可能なEtherCATマスタポートを選択し、OKをクリックします。Scan Slavesダイアログボックスが表示されます。最初のオプションを選択すると、コントローラに接続された全てのスレーブが自動検出されます。OK をクリックします。
- 全てのスレーブが検出されたら、CompactRIOコントローラ上にVIを作成することができます。LabVIEWプロジェクトには、各スレーブデバイス、I/Oモジュール、各モジュールの物理I/O(I/O変数と呼ばれる)の一覧が表示されます。I/O変数を使用すると、LabVIEWプログラムで物理I/Oの読み取りと書き込みが可能です。I/O変数を使用するには、変数をLabVIEWプロジェクトからブロックダイアグラムにドラッグします。
I/O変数をタイミングループ内で使用する場合は、ループのタイミングソースをスキャンエンジンと同期させることができます。VIを実行すると、プログラムはCompactRIOターゲット上に自動的に実装されます。LabVIEW I/O変数とCompactRIOスキャンモードの詳細については、下記リンクを参照してください。
関連リンク
NI LabVIEWソフトウェアで使用するNI CompactRIOスキャンモード
LabVIEWプロジェクトにReal-Timeターゲットを追加する
LabVIEWで他社製EtherCATスレーブを追加する
法律関連事項
本チュートリアル(以下「チュートリアル」という)は、National Instruments(以下「NI」という)によって作成されたものです。本チュートリアルは、NIにてサポートされていますが、本チュートリアルの内容に関するテストや検査が完全に行われていない可能性があり、チュートリアルの品質について、もしくは、関連製品およびドライバの各改訂版に対するサポート継続については、何らの保証も適用されません。本チュートリアルは、いかなる保証もなく「作成された状態のまま」で提供されており、ni.com/jpの使用条件に特別に規定されている特定の制約事項に従うものとします。 (http://ni.com/legal/termsofuse/japan/ja/)
