グラフとチャートのタイプ



LabVIEW 2018ヘルプ


発行年月: 2018年3月
製品番号: 371361R-0112
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LabVIEWでは、以下のようなタイプのグラフとチャートを使用できます。

  • 波形グラフおよびチャート―通常、一定のレートで集録されるデータを表示します。
  • XYグラフ―不定レートで集録されるデータおよび多価関数のデータを表示します。
  • 強度グラフおよびチャート―3Dの値を色で表示して2Dプロット上に3Dデータを表示します。
  • デジタル波形グラフ―パルスまたはデジタルラインのグループとしてデータを表示します。
  • ミックスドシグナルグラフ―波形グラフ、XYグラフ、デジタル波形グラフで使用できるデータタイプを表示します。また、それらのデータタイプの組み合わせを含むクラスタも受け入れます。
  • 2Dグラフ―2Dフロントパネルプロットに2Dデータを表示します。
  • 3Dグラフ―3Dフロントパネルプロットに3Dデータを表示します。
メモ  3Dグラフ制御器は、LabVIEW開発システムおよびLabVIEWプロフェッショナル開発システムでのみ使用可能です。
  • ActiveX 3Dグラフ―フロントパネルにあるActiveXオブジェクトの3Dプロット上に3Dデータを表示します。
メモ  ActiveX 3Dグラフ制御器は、Windows対応のLabVIEW開発システムおよびプロフェッショナル開発システムでのみ使用できます。

グラフとチャートのサンプルについては、labview\examples\Controls and Indicators\Graphs and Chartsディレクトリを参照してください。

波形グラフおよびチャート

LabVIEWには、通常、一定のレートで集録されるデータを表示する波形グラフとチャートが含まれています。

波形グラフ

波形グラフは、均一にサンプリングされた測定値の1つまたは複数のプロットを表示します。波形グラフは、時間変化集録波形のようにx軸に沿って均一に分布した点で、y = f(x) のような一価関数のみをプロットします。以下のフロントパネルは、波形グラフのサンプルを示しています。

波形グラフは、任意の数の点を含むプロットを表示できます。また、グラフは複数のデータタイプを受け入れます。これによって、表示の前に行う必要のあるデータの処理を最小限に抑えられます。

メモ  デジタルデータを表示するには、デジタル波形グラフを使用します。

単一プロットを波形グラフに表示する

波形グラフは、単一プロット波形グラフに対して複数のデータタイプを受け入れます。グラフは値の配列を1つ受け入れ、そのデータをグラフ上の点として解釈し、さらに x = 0 で始まる x 指標を1つ増分します。また、グラフは、x の初期値のクラスタ、Δx 値、および y データの配列を受け入れます。また、グラフは、波形のデータ、開始時間、およびΔt 波形データタイプを受け入れます。

また、波形グラフは、Express VIとともに使用するダイナミックデータタイプを受け入れます。このダイナミックデータタイプには、信号に関連したデータに加えて、信号名またはデータが集録された日付と時間など、信号についての情報を提供する属性が含まれています。属性は波形グラフに信号を表示する方法を指定します。ダイナミックデータタイプに単精度浮動小数値が含まれる場合、グラフはその単精度浮動小数値をプロットし、自動的にプロット凡例とx軸のタイムスタンプの形式を指定します。ダイナミックデータタイプに単一のチャンネルが含まれる場合、グラフは波形全体をプロットし、自動的にプロット凡例とx軸のタイムスタンプの形式を指定します。

波形グラフで受け入れられるデータタイプのサンプルについては、labview\examples\Controls and Indicators\Graphs and Charts\Waveform Graphs and ChartsディレクトリにあるWaveform Graph Data Type VIを参照してください。

複数プロットを波形グラフに表示する

波形グラフは、複数プロットを表示するためにいくつかのデータタイプを受け入れます。波形グラフは2D配列の値を受け入れます。ここで、配列の各行は単一プロットです。グラフはそのデータをグラフ上の点として解釈し、さらに x = 0 で始まる x 指標を1つ増分します。配列の各列をプロットとして処理するには、2D配列データタイプをグラフに配線し、グラフを右クリックして、ショートカットメニューから配列転置を選択します。DAQデバイスは各チャンネルを個別の列として格納した2D配列としてデータを返すため、DAQデバイスから複数のチャンネルをサンプリングするときに特に便利です。

また、波形グラフは、初期 x 値のクラスタの配列、Δx 値、および y データの2D配列も受け入れます。グラフはグラフ上の点として y データを解釈し、x の初期値で開始する x 指標をΔxずつ増分します。このデータタイプは、均一の規則的なレートでサンプリングした複数の信号を表示するのに便利です。

波形グラフは、クラスタを含む配列のプロット配列を受け入れます。各クラスタには、y データを含む1D配列が含まれています。内部配列はプロット内の点を記述し、外部配列は各プロットに対して1つのクラスタがあります。以下のフロントパネルは、yクラスタのこの配列を示しています。

各プロット内の要素数が異なる場合は、2D配列ではなくプロット配列を使用します。たとえば、チャンネル別に異なる時間を使用して、複数のチャンネルからデータをサンプリングする場合は、2D配列ではなくこのデータストラクチャを使用します。これは、2D配列では各行の要素数が同じでなくてはならないためです。クラスタの配列の内部配列の要素の数は同じでなくてもかまいません。

波形グラフは、x の初期値のクラスタ、Δx 値、およびクラスタを含む配列を受け入れます。各クラスタには、y データを含む1D配列が含まれています。配列をクラスタとしてバンドルするには「バンドル」関数を使用し、そのクラスタを配列にするには「配列連結追加」関数を使用します。指定した入力を含むクラスタの配列を作成する「クラスタ配列作成」関数も使用できます。

波形グラフは、x 値のクラスタの配列、Δx 値、および y データの配列を受け入れます。これは、各プロットのxスケールの固有の開始点および増分を指定できるため、複数プロット波形グラフのデータタイプの中で最も一般的です。

また、波形グラフは、Express VIとともに使用するダイナミックデータタイプを受け入れます。このダイナミックデータタイプには、信号に関連したデータに加えて、信号名またはデータが集録された日付と時間など、信号についての情報を提供する属性が含まれています。属性は波形グラフに信号を表示する方法を指定します。ダイナミックデータタイプに複数のチャンネルが含まれる場合、グラフは各チャンネルのプロットを表示し、自動的にプロット凡例とx軸のタイムスタンプの形式を指定します。

波形チャート

波形チャートは、通常、一定のレートで集録された1つまたは複数のプロットを表示する特殊なタイプの数値表示器です。以下のフロントパネルは、波形チャートのサンプルを示しています。

波形チャートは、以前の更新の記録データからデータやバッファの履歴を保持しています。バッファを構成するには、チャートを右クリックして、ショートカットメニューからチャート履歴の長さを選択します。波形チャートのデフォルトチャート履歴の長さは1,024データポイントです。チャートにデータを送る頻度によって、チャートの再描画回数が決まります。

単一プロットを波形チャートに表示する

一度に1つまたは複数の値をチャートに渡す場合、LabVIEWはチャート上の点としてデータを解釈し、x = 0で始まるx指標を1回増分します。チャートはこの入力を単一プロットの新規データとして扱います。

波形チャートは、波形のデータ、開始時間、およびΔt波形データタイプを受け入れます。チャートのx軸で時間をプロットし、自動的にチャートのx軸のマーカの正しい間隔を使用するには、「波形作成(アナログ波形)」関数を使用してください。各データポイントには固有のタイムスタンプがあるので、t0 および単一要素のY配列を指定する波形は、均一にサンプリングされていないプロットデータに役立ちます。

波形チャートのサンプルについては、labview\examples\Controls and Indicators\Graphs and Charts\Waveform Graphs and Charts\Waveform Graphs and Charts.lvprojを参照してください。

複数プロットを波形チャートに表示する

複数のプロットのデータを波形チャートに渡すには、データをスカラ数値のクラスタ内にバンドルできます。ここで、各数値は各プロットの1つの点を表します。

一度の更新で複数のプロットの点を渡す場合は、数値のクラスタの配列をチャートに配線します。各数値は、各プロットの1つのy値の点を表します。

波形データタイプを使用すると、波形チャートで複数プロットを作成することができます。チャートのx軸で時間をプロットし、自動的にチャートのx軸のマーカの正しい間隔を使用するには、「波形作成」関数を使用してください。各データポイントには固有のタイムスタンプがあるので、t0 および単一要素のY配列をそれぞれ指定する波形の1D配列は、均一にサンプリングされていないプロットデータに役立ちます。

表示するプロットの数を実行時まで指定できない場合、または一度の更新で複数のプロットの複数の点を渡す場合は、チャートに数値または波形の2D配列を配線します。デフォルトで、波形チャートは単一プロットとして配列の各列を処理します。配列内の各行を単一プロットとして処理するには、2D配列データタイプをチャートに配線し、チャートを右クリックして、ショートカットメニューから配列転置を選択します。

波形チャートのサンプルについては、labview\examples\Controls and Indicators\Graphs and Charts\Waveform Graphs and Charts\Waveform Graphs and Charts.lvprojを参照してください。

波形データタイプ

波形データタイプには、波形のデータ、開始時間、およびΔt があります。「波形作成」関数を使用して波形を作成します。波形の集録または解析に使用する多くのVIおよび関数は、デフォルトで波形データタイプを受け取り、波形データを返します。波形グラフまたは波形チャートに波形データを配線すると、波形のデータ、開始時間、およびΔx に基づいて、グラフまたはチャートは自動的に波形をプロットします。波形グラフまたは波形チャートに波形データの配列を配線すると、グラフまたはチャート上にすべての波形が自動的にプロットされます。

XYグラフ

XYグラフは、円形やタイムベースが変化する波形などの多価関数をプロットする汎用直交グラフ作成オブジェクトです。XYグラフは、均一または不均一にサンプリングされた一組の点を表示します。

また、XYグラフでナイキスト平面、ニコルズ平面、S平面、Z平面を表示することもできます。これらの平面上のラインおよびラベルは直交線と同じ色で、平面ラベルのフォントを変更することはできません。

以下のフロントパネルは、XYグラフの例を示しています。

XYグラフは、任意の数の点を含むプロットを表示できます。また、XYグラフは複数のデータタイプを受け入れます。これによって、表示の前に行う必要のあるデータの処理を最小限に抑えられます。

単一プロットをXYグラフに表示する

XYグラフは、単一プロットXYグラフに対して3つのデータタイプを受け入れます。XYグラフは、x配列とy配列を含むクラスタを受け入れます。

XYグラフは点の配列も受け入れます。ここで、点はx値とy値を含むクラスタです。また、XYグラフは、x軸で実部がプロットされてy軸で虚部がプロットされた複素データの配列も受け入れます。

複数プロットをXYグラフに表示する

XYグラフは、複数プロットを表示するために3つのデータタイプを受け入れます。XYグラフは、プロットの配列も受け入れます。ここで、プロットはx配列とy配列を含むクラスタです。

XYグラフは、プロットのクラスタの配列も受け入れます。ここで、このプロットは点の配列です。点はx値とy値を含むクラスタです。また、XYグラフはプロットのクラスタ配列を受け入れます。ここで、プロットは複素データの配列で、複素データはx軸で実部がプロットされてy軸で虚部がプロットされています。

強度グラフおよびチャート

デカルト平面上に色のブロックを配置することによって、2Dプロット上に3Dデータを表示するには、強度グラフおよびチャートを使用します。たとえば、強度グラフまたはチャートを使用して、温度パターンや大きさが標高を表す地形などのパターンのあるデータを表示することができます。強度グラフおよびチャートは、数値の3D配列を受け入れます。配列内の各数値は特定の色を表します。2D配列内の要素の指標が色のプロット位置を設定します。以下の図は強度チャートの操作の概念を示しています。

データの行は、グラフまたはチャート上の新しい列として表示されます。行を画面上の行として表示する場合は、2D配列データタイプをグラフまたはチャートに配線し、グラフまたはチャートを右クリックして、ショートカットメニューから配列転置を選択します。

配列の指標は、カラーブロックの左下頂点に相当します。カラーブロックには、配列の指標で定義された2点間の領域である単位領域があります。強度グラフまたはチャートは、最大256の個別の色を表示できます。

強度グラフとチャートのサンプルについては、labview\examples\Controls and Indicators\Graphs and Charts\Intensity Graphs and Charts\Intensity Graphs and Charts.lvprojを参照してください。

強度チャート

強度チャート上にデータのブロックをプロットすると、デカルト平面の原点は最後のデータブロックの右側に移動します。チャートが新規データを処理すると、その新規データ値は古いデータ値の右側に表示されます。チャートの表示が満杯になると、古いデータ値はチャートの左側にスクロールされて表示されなくなります。この動作はストリップチャートの動作に似ています。

以下のフロントパネルは、強度チャートの例を示します。

チャートを右クリックし、ショートカットメニューから表示項目を選択することで表示または非表示にできる、スケール凡例グラフパレットなど、強度チャートは多くのオプションの部分が波形チャートと共通しています。さらに、強度チャートは色を第3次元として扱うため、カラーランプ制御器に似たスケールが色に対する値のマッピングと範囲を定義します。

波形チャートと同様に、強度チャートは以前の更新の記録データ、つまりバッファを保持しています。バッファを構成するには、チャートを右クリックして、ショートカットメニューからチャート履歴の長さを選択します。強度チャートにおけるデフォルトのサイズは128データポイントです。強度チャートの表示には、多くのメモリを使用します。

ヒント  グラフと異なり、チャートでは以前に書き込まれたデータ履歴を保持します。チャートを継続的に実行する場合、履歴が増えるので追加のメモリ領域が必要になります。これはチャート履歴が一杯になるまで続き、一杯になるとそれ以上のメモリの使用を停止します。VIを再起動しても、チャート履歴は自動的にクリアされません。プログラムの実行を介してチャート履歴をクリアできます。このプログラムの実行を行うには、空の配列にチャートの履歴データ属性ノードを書き込みます。

強度グラフ

強度グラフは強度チャートと同様に動作しますが、以前のデータ値を保持せず更新モードがないという点のみ異なります。新規データ値が強度グラフに渡されるたびに、古いデータ値は新規データ値に置換されます。強度グラフには他のグラフと同様のカーソルがあります。各カーソルは、グラフ上の指定された点を示すx値、y値、およびz値を表示します。

強度グラフおよびチャートでカラーマッピングを使用する

強度グラフまたはチャートは、色を使用して2Dプロット上に3Dデータを表示します。強度グラフまたはチャートにカラーマッピングを設定する場合、グラフまたはチャートのカラースケールを構成します。カラースケールは、それぞれが数値とそれに対応する表示色を持つ、2つ以上の任意マーカから構成されます。強度グラフまたはチャートに表示される色は、指定された色と関連付けられた数値に対応しています。カラーマッピングは、プロットデータがしきい値を超えたときなど、データの範囲を視覚的に示すのに役立ちます。

強度グラフおよびチャートでは、カラーランプ数値制御器にカラーを定義するのと同じ方法で、対話的にカラーマッピングを設定できます。

強度グラフとチャートにプログラム的にカラーマッピングを設定するには、プロパティノードを2つの方法で使用します。通常は、プロパティノードに数値対色マッピングを指定します。このメソッドでは、zスケールのZスケール:マーク値プロパティを指定します。このプロパティは配列のクラスタで構成され、各クラスタには数値のリミット値とその値を表示するための対応するカラーが含まれています。この方法でカラーマッピングを指定する場合、上限を超えた色を指定するには、zスケールのZスケール:ハイカラープロパティを使用し、下限を超えた色を指定するには、zスケールのZスケール:ローカラープロパティを使用します。強度グラフおよびチャートは全部で254色に制限され、下限と上限を超えた色を合わせて合計256色になります。254色を超える数の色を指定すると、強度グラフまたはチャートは、指定された色を補間して254色のカラーテーブルを作成します。

強度グラフ上にビットマップを表示する場合は、カラーテーブルプロパティを使用してカラーテーブルを指定します。このメソッドでは、最大256色の配列を指定できます。チャートに渡されるデータは、強度チャートのカラースケールに基づいて、このカラーテーブルの指標に割り当てられます。カラースケールの範囲が0~100の場合は、データ内の値0が指標1に値100が指標254に割り当てられて、その間の値は1と254の間に補間されます。0より小さい任意の値は、すべて下限を超えた色(指標0)に割り当てられ、100を超える任意の値はすべて上限を超えた色(指標255)に割り当てられます。

メモ  強度グラフまたはチャートで表示する色は、ご使用のビデオカードが表示できる数の厳密な色に制限されます。また、ご使用のディスプレイに割り当てられた色の数による制限もあります。

カラーマッピングのサンプルについては、labview\examples\Controls and Indicators\Graphs and Charts\Intensity Graphs and ChartsのModifying the Color Table VIを参照してください。

デジタル波形グラフ

タイミングダイアグラムまたはロジックアナライザを操作する場合は特に、デジタル波形グラフを使用してデジタルデータを表示します。

デジタル波形グラフは、入力として、デジタル波形データタイプデジタルデータタイプ、およびこれらのデータタイプの配列を受け入れます。デフォルトでは、デジタル波形グラフは、デジタルラインおよびデジタルバスとしてデータをプロット領域に表示します。デジタル波形グラフをカスタマイズし、デジタルバスのみ、デジタルラインのみ、またはデジタルバスおよびデジタルプロットの両方の組み合わせを表示します。各配列要素がバスをあらわすデジタルデータの配列を接続する場合、デジタル波形グラフは、配列要素がグラフを描画する順番で、各配列要素を異なるラインとしてプロットします。

プロット凡例のツリー表示でデジタルバスの拡張および縮小を行うには、デジタルバスの左にある拡張/縮小記号をクリックします。また、プロット凡例のツリー表示でデジタルバスの拡張や縮小を行うと、グラフのプロット領域にあるバスの拡張や縮小も行われます。プロット凡例が標準表示の場合にデジタルバスを拡張および縮小するには、デジタル波形グラフを右クリックし、ショートカットメニューからYスケール→デジタルバスを展開を選択します。

メモ  Yスケール→デジタルバスを展開は、ラインと一緒にバスを表示を無効に設定している状態でプロット凡例が標準表示の場合のみ利用できます。ラインと一緒にバスを表示を無効にするには、プロット凡例を標準表示に変更し、デジタル波形グラフを右クリックしてショートカットメニューからラインと一緒にバスを表示を選択してチェックマークをオフにします。

以下のフロントパネルのデジタル波形グラフは、バスとしてデジタルデータをプロットします。このVIは数値配列にある数値をデジタルデータに変換し、バイナリ表記のデジタルデータ表示器にある数値のバイナリ表記を表示します。デジタルグラフでは、数値0は最上部ラインなしで表示され、すべてのビット値が0であることを示します。数値255は最下部ラインなしで表示され、すべてのビット値が1であることを示します。

デジタルデータの各サンプルをプロットするには、yスケールを右クリックしてショートカットメニューからデジタルバスを展開を選択します。各プロットは、デジタルパターンで異なるビットを表示します。デジタル波形グラフにプロットされたデータの外観をカスタマイズできます。

以下のフロントパネルのデジタル波形グラフは数値配列にある6つの数値を示します。

バイナリ表記のデジタルデータ表示器は数値のバイナリ表記を表します。表の各列はビットを表します。たとえば、数値89には7ビットのメモリが必要です(列7の0は未使用のビットを示します)。デジタル波形グラフのポイント3は必要な7ビットをプロットして、数値89と0の値を表示し、プロット7に未使用の8番目のビットを表示します。データは右から左へ読み取られることに注意してください。

以下のVIは、数値配列をデジタルデータに変換し、「波形作成」関数を使用して開始時間、Δt、およびデジタルデータ制御器に入力した数値を組み合わせてデジタルデータを表示します。

デジタル波形グラフのサンプルについては、labview\examples\Controls and Indicators\Graphs and Charts\Digital Waveform Graph\Digital Waveform Graph.lvprojを参照してください。

デジタル波形データタイプ

デジタル波形データタイプには、デジタル波形の開始時間、Δx、データ、および属性があります。「波形作成」関数を使用してデジタル波形を作成します。デジタル波形データをデジタル波形グラフに接続すると、タイミング情報とデジタル波形のデータに基づいてグラフは自動的に波形をプロットします。デジタル波形のサンプルや信号を表示するには、デジタル波形データにデジタルデータ表示器を配線します。

ミックスドシグナルグラフ

ミックスドシグナルグラフはアナログおよびデジタルデータの両方を表示できるほか、波形グラフXYグラフ、およびデジタル波形グラフにより受け入れられたすべてのデータタイプを受け入れます。

ミックスドシグナルグラフは複数のプロット領域を持つ場合があります。プロット領域はデジタルまたはアナログプロットのどちらかのみを表示できます。プロット領域は、LabVIEWがグラフ上にデータを描画する領域です。アナログおよびデジタルデータに対応する必要がある場合、ミックスドシグナルグラフは自動的にプロット領域を作成します。複数のプロット領域をミックスドシグナルグラフに追加すると、各プロット領域には固有のyスケールができます。すべてのプロット領域は共通のxスケールを持つため、デジタルおよびアナログデータの複数の信号を比較することができます。

デフォルトでは、ミックスドシグナルグラフは、デジタルラインおよびデジタルバスとしてデジタルデータをプロット領域に表示します。各配列要素がバスを表すデジタルデータの配列を配線すると、ミックスドシグナルグラフは、デジタルデータの各列を別々のラインとしてプロットします。以下のフロントパネルは、ミックスドシグナルグラフの例を示しています。

ミックスドシグナルグラフでの数字とプロットラインの表示方法を変更するには、プロットを構成することができます。また、プロットプロパティを使用して、デジタルプロットの数値形式をプログラム的に取得したり、設定したりすることもできます。

単一プロットを波形グラフに表示する

ミックスドシグナルグラフは、波形グラフXY グラフ、およびデジタル波形グラフと同様の単一プロットのミックスドグラフに対応するデータタイプを受け入れます。

ミックスドシグナルグラフが受け入れるデータタイプのサンプルについては、labview\examples\Controls and Indicators\Graphs and Charts\Mixed Signal GraphのMixed Signal Graph VIを参照してください。

複数プロットを波形グラフに表示する

ミックスドシグナルグラフは、波形グラフXY グラフ、およびデジタル波形グラフと同様の単一プロットのミックスドグラフに対応するデータタイプを受け入れます。

プロット領域はアナログまたはデジタルデータのどちらかひとつのみを受け入れます。ミックスドシグナルグラフにデータを配線すると、LabVIEWは自動的にアナログおよびデジタルデータの組み合わせに対応するようにプロット領域を作成します。ミックスドシグナルグラフ上に複数のプロット領域がある場合は、スプリッタバーを使用して各プロット領域のサイズを調整できます。

ミックスドシグナルグラフ上のプロット凡例はツリー制御器から構成され、グラフのプロット領域の左に表示されます。各ツリー制御器は1つのプロット領域を表します。プロット領域はグループXとしてラベルが付けられます。ここで、XはLabVIEWあるいはユーザがグラフ上にプロットを配置する順序に対応する数値です。プロット凡例を使用して、プロットをプロット領域間で移動することができます。プロット領域とプロット凡例の間にあるスプリッタバーを移動して、プロット凡例をサイズ変更したり隠すことができます。

ミックスドシグナルグラフが受け入れるデータタイプのサンプルについては、labview\examples\Controls and Indicators\Graphs and Charts\Mixed Signal GraphのMixed Signal Graph VIを参照してください。

2Dグラフ

A 2Dグラフはxおよびyのデータを使用し、グラフ上に点をプロットしたり点を接続して、データの2次元曲面画像を生成します。すべての2DグラフはXYグラフであるため、2Dグラフでは2次元データをXYグラフで視覚化できます。2Dグラフプロパティを使用して、データが2Dグラフで表示される方法を変更します。

2Dグラフをフロントパネルに追加する際に、どの2Dグラフを選択するかに従って、LabVIEWはブロックダイアグラム上のグラフをヘルパーVIの1つに配線します。ヘルパーVIは、入力データタイプを2Dグラフが受け入れる汎用データタイプに変換します。LabVIEWには以下のタイプの2Dグラフがあります。

  • コンパスプロット―コンパスグラフの中心から始まるベクトルをグラフにします。
  • エラー棒プロット―ライングラフの上下の各ポイントでエラーバーをグラフにします。
  • フェザープロット―水平方向の軸に沿って等間隔に配置された点から始まるベクトルをグラフにします。
  • XYプロット行列―散布グラフの行と列をグラフにします。

2Dグラフにデータをプロットするサンプルについては、labview\examples\Controls and Indicators\Graphs and Charts\Math Plots - 2D\Math Plots - 2D.lvprojを参照してください。

3Dグラフ

曲面上の温度分布、時間/周波数共同領域解析、航空機の動きといった実世界の多くのデータセットでは、3次元データを視覚化する必要があります。3Dグラフを使用すると、3Dデータを視覚化でき、3Dグラフのプロパティを変更することによってデータの表示方法を変更できます。

LabVIEWには以下のタイプの3Dグラフがあります。

  • 散布―2つのデータセット間で統計的傾向と関係を表します。
  • ステム―インパルス応答を表示し、配布によってデータを整理します。
  • コメット―データポイントをたどる円のある動的グラフを作成します。
  • 曲面―データを接続する曲面でグラフにします。
  • 等高線―等高線のあるプロットをグラフにします。
  • メッシュ―空白スペースのあるメッシュ曲面をグラフにします。
  • 滝型―データの曲面とy軸上のデータポイント以下の領域をグラフにします。
  • 矢印―法線ベクトルのプロットを生成します。
  • リボン―並列ラインのプロットを生成します。
  • バー―垂直バーのプロットを生成します。
  • パイ―円グラフを生成します。
  • 3D曲面グラフ―3D空間に曲面を描画します。
  • 3Dパラメトリックグラフ―3D空間にパラメトリック曲面を描画します。
  • 3Dライングラフ―3D空間にラインを描画します。
メモ  3Dグラフ制御器は、LabVIEW開発システムおよびLabVIEWプロフェッショナル開発システムのみで使用可能です。
  • ActiveX 3D曲面グラフ―ActiveXテクノロジを使用して3D空間に曲面を描画します。
  • ActiveX 3Dパラメトリックグラフ―ActiveXテクノロジを使用して3D空間にパラメトリック曲面を描画します。
  • ActiveX 3D曲線グラフ―ActiveXテクノロジを使用して3D空間にラインを描画します。
メモ  ActiveX 3Dグラフ制御器は、Windows対応のLabVIEW開発システムおよびプロフェッショナル開発システムでのみ使用できます。

3次元でグラフをプロットするには、3Dグラフ(3D曲面、3Dパラメトリック、および3D曲線グラフを除く)と3Dプロットプロパティダイアログボックスを使用します。3Dグラフにデータをプロットするサンプルについては、labview\examples\Controls and Indicators\Graphs and Charts\Math Plots - 3Dディレクトリを参照してください。

曲線や曲面をプロットするには、3D曲面、3Dパラメトリック、および3D曲線グラフと3Dグラフプロパティダイアログボックスを使用します。曲線はグラフ上の個々の点から構成され、各点は、xy、およびz座標で示されます。このVIは、これらの点を線で結びます。曲線は、飛行機の飛行経路など、動いている物体の経路を視覚化するのに最適です。以下の図は、ActiveX 3曲線グラフに似た3Dライングラフの例を示します。

メモ  ActiveX 3Dグラフで曲線や曲面をプロットするには、3DグラフプロパティVIを使用します。

曲面プロットはxy、およびzのデータを使用してグラフ上に点をプロットします。その後、これらの点を結んでデータの3次元曲面画像を生成します。たとえば、曲面プロットを使用して地形図を作成できます。パラメトリックプロットは、プロットの曲線を決定するパラメトリック関数のパラメータを使用する曲面プロットです。パラメトリックプロットを使用して、幾何学的実オブジェクトのグラフを表示できます。以下の図は、3D曲面グラフおよび3Dパラメトリックグラフの例を示します。

3Dグラフをフロントパネルに追加する際に、どの3Dグラフを選択するかに従って、LabVIEWはブロックダイアグラム上のグラフをヘルパーVIの1つに配線します。ヘルパーVIは、入力データタイプを3Dグラフが受け入れる汎用データタイプに変換します。

3Dグラフは、レンダリングウィンドウでパーフォマンス向上を促進するグラフィカルハードウェアアクセラレーションを使用します。レンダリングウィンドウで3Dグラフを表示するには、3Dグラフを右クリックし、ショートカットメニューからレンダリングウィンドウを選択します。

ActiveX 3Dグラフでは、ActiveXテクノロジと3D表現を処理するVIを使用します。ActiveX 3Dグラフを選択すると、3Dグラフ制御器のあるフロントパネルにActiveXコンテナが追加されます。また、ActiveX 3Dグラフ制御器のリファレンスがブロックダイアグラムに配置されます。このリファレンスは3つの3DグラフVIのうちの1つに配線されます。(Windows)ActiveX 3Dグラフは、フロントパネルウィンドウでグラフィカルハードウェアアクセラレーションを使用します。

3Dグラフにデータをプロットするサンプルについては、labview\examples\Controls and Indicators\Graphs and Charts\Waveform Graphs and Chartsディレクトリを参照してください。



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