概要: LabVIEWアプリケーションとのウェブベースの通信(Real-Time、Windows)



LabVIEW 2018ヘルプ


発行年月: 2018年3月
製品番号: 371361R-0112
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ウェブクライアントは、LabVIEWウェブサービスを使用することによって、ネットワーク上のリモートLabVIEWスタンドアロンアプリケーションとデータを交換することができます。ウェブサービスは、クライアントからのHTTP要求に応答する、サーバ上で実行されるVIおよびその他のファイルで構成されます。

メモ  LabVIEWウェブサービスは、LabVIEW開発システムおよびLabVIEWプロフェッショナル開発システムでのみ使用可能です。

ウェブサービスは以下のような状況で便利です。

  • 標準のウェブブラウザなど、任意のHTTP対応ウェブクライアントでウェブサービスVIを呼び出して、URLおよびPOSTなどの標準HTTPメソッドを使用してデータを交換することができます。以下に例を示します。
    • アプリケーションに新しいパラメータをアップロードする
    • 現在の状態またはステータスを取得する
  • カスタムシンクライアントを使用して、リモートで組込式アプリケーションを監視および制御することができます。以下に例を示します。
    • アプリケーションの状態を更新する
    • プロセスを開始または停止する
  • 無数のHTTP対応デバイスとNI製ソフトウェアまたは他社製ソフトウェア間で、アプリケーション同士のデータ交換を行うことができます。以下に例を示します。
    • LabVIEW以外のクライアントに接続する
    • セキュリティと認証を実装する

以下の状況ではウェブサービスを使用しないでください。

  • 連続的なデータストリーミング
  • 高速ポーリング
  • リアルタイム処理

多くのLabVIEWウェブサービスアプリケーションに関係した、共通のコンポーネントおよびプロセスを以下の図に示します。

LabVIEW Project on Host Computer Publishing the Web Service Published Web Service Transferring Data between the Web Service and Clients Web Clients Transferring Data between the Web Service and Embedded Applications Embedded LabVIEW Application

(1) ホストコンピュータ上のLabVIEWプロジェクト

  • ホストコンピュータにLabVIEWがインストールされた状態で、LabVIEWプロジェクトからウェブサービスを作成します。
  • ウェブサービスでLabVIEWスタンドアロンアプリケーションとデータを交換する場合は、同じプロジェクトにこのアプリケーションを作成することができます。
  • デバッグセッションを開始します。ここでは、サンドボックス環境と同様に動作するサーバでウェブサービスをテストし、デバッグすることができます。
  • スタンドアロンアプリケーションのビルド仕様にウェブサービスを含め、アプリケーションと一緒に配布できるようにします。または、インストーラにウェブサービスを含めて、LabVIEWのないWindowsコンピュータ上でウェブサービスをパブリッシュします。

関連情報

チュートリアル: LabVIEWウェブサービスアプリケーションを作成または使用する

ウェブサービスのコンポーネント

ウェブサービスをテストおよびデバッグする

スタンドアロンアプリケーションまたはインストーラにウェブサービスを含める

(2) ウェブサービスをパブリッシュする

プロジェクトから以下の操作を実行して、ウェブサービスを配布または実行します。

  • ウェブサービスが含まれるスタンドアロンアプリケーションをビルドし、配布します。アプリケーションの実行が開始されると、ウェブサービスがアプリケーションによってパブリッシュされます。
  • ホストコンピュータまたは接続されているRTターゲット上にスタンドアロンのウェブサービスをパブリッシュします。ウェブサービスが直ちに実行を開始します。
  • (Windows)ウェブサービスが含まれるインストーラをビルドし、配布します。インストーラをWindowsコンピュータ上で実行すると、ウェブサービスがインストーラによってパブリッシュされます。

関連情報

ウェブサービスをパブリッシュする

(3) パブリッシュされたウェブサービス

ウェブサービスはウェブサーバ上で実行されます。ウェブサービスがLabVIEWスタンドアロンアプリケーションの一部である場合、サービスはアプリケーションに固有のウェブサーバ上で実行されます。ウェブサービスがスタンドアロンである場合は、サービスはアプリケーションウェブサーバ上で実行されます。ウェブサービスは、ホストサーバへのパブリッシュの方法に応じて、異なった条件下で開始または停止します。

関連情報

ウェブサービスをホストする

ウェブサービスをパブリッシュする

(4) ウェブサービスとクライアント間でデータを転送する

ブラウザなどのウェブクライアントは、HTTP要求を特定のURLに送信することによってウェブサービスとデータを交換します。LabVIEWではURLがそれぞれのHTTPメソッドVIにマッピングされるため、クライアントで使用される特定のURLに応じて、どのHTTPメソッドVIがそのHTTP要求を受け取るかが決定されます。要求には、HTTPメソッドVIの特定のパラメータに割り当てる値が含まれていることがあります。HTTPメソッドVIは、各要求を受け取った後で、これらの値を処理し、応答を返すことができます。ウェブサービスは、構成された特定の形式(XMLなど)でウェブクライアントにデータを返します。

メモ   ブラウザを更新した場合など、HTTPメソッドVIに再接続するたびに、クライアントは新しいHTTP要求を送信します。

簡単な例を挙げると、ウェブクライアントが、2つの数字を持つHTTP要求を、その数字を計算して合計を返すHTTPメソッドVIに送信することがあります。

関連情報

HTTPメソッドVIを作成する: 出力データの形式を選択する

POST HTTPメソッドを使用する

POSTデータ、フォームデータ、アップロードファイルを処理する

HTTPヘッダ、ストリーミング、バッファを構成する

(5) ウェブクライアント

サポートされるウェブクライアントには、標準ウェブブラウザなどのHTTP対応プラットフォーム、HTMLフォーム、他社製ソフトウェア、HTTPクライアントパレットを使用するVIなどがあります。

関連情報

URLを使用してデータをパブリッシュされたアプリケーションに送信する

ウェブサービスのURLマッピングについて理解する

(6) ウェブサービスと組込式アプリケーション間でデータを転送する

スタンドアロンアプリケーションの一部となっているウェブサービスは、メインアプリケーションインスタンスで実行されます。LabVIEWがAPIを提供している多くの機能とプロトコルを使用して、アプリケーションとウェブサービス間の通信を実装することができます。

(7) 組込式LabVIEWアプリケーション

ウェブサービスは、ターゲット上で実行されているLabVIEWスタンドアロンアプリケーションと通信することができます。組込式アプリケーションの一例に、RTターゲットにデプロイされたスタートアップアプリケーションがあります。

関連情報

スタンドアロンアプリケーションまたはインストーラにウェブサービスを含める

アプリケーションの開発および配布

「データ通信方法」ホーム



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