ユーザインタフェースを設計する



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発行年月: 2018年3月
製品番号: 371361R-0112
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VIがユーザインタフェースまたはダイアログボックスとして機能する場合、フロントパネルの外観とレイアウトは重要です。計測器や他のデバイスに似ているフロントパネルの設計は、ユーザが実行する動作を容易に識別できるようにします。フロントパネルの操作を向上するには、フロントパネル制御器と表示器、スプリッタバーとペーン、ウィンドウ設定などを使用します。また、イベントを使用するとユーザインタフェースの機能を拡張することもできます。

フロントパネルを設計する

フロントパネルの主要コンポーネントは制御器と表示器です。ユーザインタフェースを提供するフロントパネルを設計するには、以下のガイドラインを使用します。

  • 論理的なVIの操作方法を考慮します。必要に応じて制御器と表示器グループ化します。
  • クラスタに関連制御器を配置するか、または制御器の周りに修飾枠を追加します。
  • 装飾体パレットの装飾体を使用して、ボックス、ライン、矢印のあるオブジェクトをグループ化またはグループ解除します。
  • フロントパネルを読みやすくするため、オブジェクト間に間隔を空けます。また、間隔を空けることによって、関係のない制御器やボタンを誤ってクリックするのを防ぎます。
  • 他のオブジェクトの上にオブジェクトを配置しないでください。制御器や表示器の一部がラベルや他のオブジェクトと重なっていると、画面の更新が遅くなり、制御器や表示器がちらつく可能性があります。
  • 開始、停止、保存など、ボタンに特定の名前を割り当てます。一般的な用語を使用します。
  • オブジェクトを整列オブジェクトを均等に整列プルダウンメニューを使用して、均一性のあるレイアウトにしてください。

フォントおよび色を構成する

また、フォントと色を構成して、ユーザインタフェースの使いやすさを向上させることができます。LabVIEWでは、ビルトインのフォントがデフォルトのシステムフォントとして定義されています。プラットフォーム間でVIを移動する場合、ビルトインのフォントは自動的に更新されるため、現在のプラットフォームのデフォルトのシステムフォントと同じになります。選択したフォントが移動先のコンピュータで使用できない場合は、最も近いフォントに置換します。 色の代用は、フォントの代用方法にも似ています。VIの色で無効なものがある場合、その色に最も近い色に置換されます。システムカラーはコンピュータにより異なるため、システムカラーを使用するVIには、現在使用しているコンピュータに特有のシステムカラーが反映されます。システムカラーは、パネルとオブジェクト、ウィンドウ、ハイライトの外観、およびこれらのシステムカラーの他、表示されるテキストの色を定義します。ユーザ定義カラーを構成したり、システムカラーを表示するのは、オプションダイアログボックスを使用して行えます。

システムカラーの詳細については、ni.comにあるサンプルを参照してください。

スプリッタバーとペーンを使用する

フロントパネルでツールバーステータスバーなどのスプリッタバーを使用して、プロフェッショナルなユーザインタフェースをフロントパネルウィンドウに作成することができます。スプリッタバーを作成してフロントパネルを複数の領域(ペーン)に分割することもできます。各ペーンは、(一連のペーンの座標および制御器と表示器がある)固有のフロントパネルに対して似たような動作をします。ペーンは個々にスクロールすることができます。スプリッタバーによって制御器を各ペーンに分けますが、それらの制御器の端子は同じブロックダイアグラムに配置されます。

新規のブランクVIを作成すると、フロントパネルウィンドウは1つのペーンで占められます。このペーンは、親ペーンであるフロントパネルに属しているとみなされます。ペーンにスプリッタバーを配置する場合、スプリッタバーでは階層的にフロントパネルオブジェクトでペーンの位置付けが置換され、新しく2つの子ペーンが作成されます。したがって、フロントパネルはスプリッタバーを所有し、スプリッタバーは2つの子ペーンを所有することになります。新しいスプリッタバーを子ペーンの1つに配置すると、このスプリッタバーではそのペーンが置換され、2つの子ペーンの親になります。この階層は、バイナリツリーを形成し、フロンとパネルは最上位のペーンを所有します。

スプリッタバーとペーンの使用例については、labview\examples\Controls and Indicators\ContainersのResizable Panel with Splitter Bars VIを参照してください。

スプリッタバーを構成する

スプリッタバーを構成するには、スプリッタバーを右クリックし、ショートカットメニューから以下のオプションのうちの1つを選択します。

  • 表示項目―フロントパネルにスプリッタバーのラベルを追加します。デフォルトではスプリッタバーラベルは非表示です。
  • 作成プロパティノードVIサーバリファレンスインボークノードを作成して、スプリッタバーをプログラム的に構成します。
  • スプリッタ階層全体を削除―選択したスプリッタバーと、階層内のその子にあたるスプリッタバーのすべてを削除します。オブジェクトのフロントパネル上での場所は変わりません。子にあたるスプリッタバーがないスプリッタバーを選択した場合、このオプションは無効になります。
  • 隣接しているスプリッタと一緒に削除―選択するスプリッタバーと、そのスプリッタバーに接しているスプリッタバーのすべてを削除します。
  • スプリッタサイズ変更―ウィンドウをサイズ変更したときのペーンの動作内容を制御できます。スプリッタサイズ変更ショートカットメニューのオプションによって、他のスプリットが移動されたときにそのままの位置を維持するか、合わせて移動するかを指定できます。また、均等にスプリッタをサイズ変更するを選択すると、ウィンドウのサイズを変更したときにすべてのペーンが一緒にサイズ調整されます。
  • ロックする―スプリッタバーを現在の位置にロックします。
  • スプリッタスタイル―スプリッタバーのスタイルを変更できます。
  • 上ペーン/下ペーン/左ペーン/右ペーン―選択したペーンを構成できます。ペーンを選択すると、そのペーンを構成するための新しいショートカットメニューが開きます。ペーンの構成方法の詳細については、このトピックのペーンを構成するのセクションを参照してください。

また、スプリッタプロパティを使用して、スプリッタバーをプログラム的に構成することもできます。

ペーンを構成する

ペーンでスクロールバーを右クリックするか、またはスプリッタバーを右クリックし、構成するペーンを選択して、以下のペーンを構成するショートカットメニューオプションのうち1つを選択します。

  • 表示項目―フロントパネルにペーンのラベルを追加します。デフォルトではペーンラベルは非表示です。
  • 作成プロパティノードVIサーバリファレンスインボークノードを作成して、ペーンをプログラム的に構成します。
  • 水平スクロールバー―水平スクロールバーを常に表示するか、常に非表示にするか、VIが実行されている間だけ非表示にするかを選択できます。
  • 垂直スクロールバー―垂直スクロールバーを常に表示するか、常に非表示にするか、VIが実行されている間だけ非表示にするかを選択できます。
メモ  フロントパネルウィンドウで水平または垂直スクロールバーを右クリックして表示をオフにした場合、ウィンドウの外観をカスタマイズダイアログボックスの水平スクロールバーを表示オプションまたは垂直スクロールバーを表示オプションを有効にすることで、再度表示できます。
  • ペーンサイズ変更―ウィンドウをサイズ変更したときのペーンの動作内容を制御できます。サイズ変更したペーン内のオブジェクトを、ペーンの下上左右のいずれかの場所に維持するよう指定することもできます。ウィンドウをサイズ変更するときに、ペーンのオブジェクトがスケールされるよう指定することもできます。

フロントパネルにスプリッタバーがない場合は、VIプロパティダイアログボックスでいくつかの信号ペーンのプロパティを構成できます。ただし、スプリッタバーをフロントパネルに追加すると、構成をすべてのペーンに適用できないためVIプロパティダイアログボックスのメニュー項目が限定されます。各ペーンは、個々に構成する必要があります。たとえば、フロントパネルにスプリッタバーを追加すると、VIプロパティダイアログボックスのウィンドウサイズページにあるウィンドウのサイズ変更とパネル上のすべてのオブジェクトをスケールチェックボックスがグレー表示になります。

また、ペーンプロパティを使用してプログラム的にペーンを構成することができます。

ダイアログボックスを設計する

ファイル→VIプロパティを選択し、カテゴリプルダウンメニューからウィンドウの外観を選択して、ダイアログオプションを選択し、メニューバーおよびスクロールバーを非表示にし、各プラットフォームに対応する標準ダイアログボックスの表示および動作に似ているVIを作成します。

VIに連続するダイアログボックスが含まれていて、それが画面上の同じ位置に表示される場合は、最初のダイアログボックスのボタンが、次のダイアログボックスのボタンと同じ位置にならないようにダイアログボックスを構成します。これは、ユーザが最初のダイアログボックスでボタンをダブルクリックしたときに、不用意に次のダイアログボックスのボタンをクリックしないようにするためです。

また、ユーザがVIの実行中に<Ctrl-Z>キーボードショートカットを使用して取り消し操作を試みる可能性もあります。このような操作を行うと、閉じたダイアログボックスが再び開くなど、ダイアログボックスで予期しない動作が発生することがあります。この動作を回避するには、編集→取り消しオプションを含まないカスタムメニューを作成するか、イベントストラクチャをVIに追加し、コマンドを処理するようにメニュー選択(アプリ)イベントを構成します。

作成するダイアログボックスのシステムパレットにあるシステム制御器を使用します。

画面サイズを選択する

VIの設計時には、画面解像度が異なるコンピュータでフロントパネルを表示できるかどうかを考慮に入れます。

制御器を詰め込みすぎず、分かりやすいレイアウトが保てる範囲で、できるだけウィンドウを小さくしてください。LCDディスプレイやタッチスクリーンなど解像度が低いディスプレイもあります。

小さなスクリーンを使用しているユーザにとって便利なように、フロントパネルが画面の左上の方で開くように設定してください。同時に開くVIは、少なくともそれぞれのVIの一部が見えるように配置してください。自動的に開くフロントパネルは、画面の中央に配置してください。フロントパネルを中央に配置すると、様々なサイズのモニタを使用しているユーザにとってVIが読み取りやすくなります。

VIプロパティで、カテゴリプルダウンメニューからウィンドウサイズを選択します。様々なモニタの解像度でウィンドウ比率を維持チェックボックスをオンにして、画面解像度に対するフロントパネルウィンドウ比率を維持します。



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