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短い名前: Start Drag
インストールパッケージ: ベース開発システム
クラス: 制御器メソッド
使用方法: メソッドを作成する
ソースとして指定した制御器を使用して、ドラッグアンドドロップの操作を開始します。
このメソッドによって、文字列、ツリー、リストボックス、複数列リストボックスの各制御器の標準動作の代わりに、ユーザ定義された動作に対応してドラッグアンドドロップ操作を開始することができます。文字列、ツリー、リストボックス、複数列リストボックス以外の制御器では、ドラッグ開始メソッドがこの制御器をドラッグソースとしてドラッグを開始する唯一の方法です。
この操作では、ドラッグアンドドロップ操作で使用されるデータを指定する必要があります。オプションでドラッグモードと対応するデフォルトのカーソルフィードバックを指定して、このドラッグアンドドロップ操作がデータのデータのコピーのみではなくデータの移動も同様にサポートするかどうかを反映させるかどうかを指定することもできます。ドラッグアンドドロップ操作中は、ドラッグアンドドロップイベントのみが有効です。マウスイベントは使用できません。
すでにドラッグ処理が開始されている場合、LabVIEWはエラーを返します。データパラメータに空の配列を渡すと、ドラッグ操作は開始されず、LabVIEWはエラーを返します。渡されたデータの配列が、重複するデータ名を含む、または標準のタイプと矛盾する場合は、LabVIEWはエラーを返します。
このメソッドを使用した後、ユーザが<Esc>キーを押すかマウスボタンを放してドラッグをキャンセルする、またはソース管理のあるウィンドウの手前にウィンドウが開かれるまで、LabVIEWはドラッグ&ドロップ操作中の状態で残ります。
ドラッグデータパラメータはクラスタの配列で、各クラスタにはラベルと対応するデータが含まれます。各ラベルは固有でLV_接頭辞を使用することができません。配列の各要素は同じデータタイプである必要があります。ドラッグモードパラメータは、コピー、移動、コピー/移動など、ドラッグの操作を指定します。コピーまたは移動を選択した場合、<Ctrl>キーを押すと項目がコピーされます。
データタイプ | 名前 | 必須 | 説明 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | データをドラッグ | あり | データタイプを識別するLabVIEW定義名またはユーザ定義名を示します。
LabVIEWデータタイプに接頭辞LV_が予約されているため、この接頭辞はユーザ定義のデータ名に使用することはできません。以下の標準のLabVIEWデータタイプおよび名前を使用できます。
| ||||||||||||||
![]() | ドラッグモード | いいえ | ドラッグ中にこの制御器がサポートする操作(コピーまたは移動、コピーのみ、移動のみ、など)を指定します。コピーまたは移動を選択した場合、<Ctrl>キーを押すと項目がコピーされます。サポートするオペレーションにより、ドラッグ終了およびドラッグソースアップデートイベントの結果出力が提供できる値が制御されます。 フィルタイベントでは、このイベントが生成されるとこのフィールドを修正してドラッグモードを変更できます。 |
次の表はこのメソッドの特性を記載しています。
データタイプ | 戻り値なし |
ランタイムエンジンで使用可能 | あり (読み取り/書き込み) |
リアルタイムオペレーティングシステムで利用可能 | いいえ |
VI実行中に設定可能 | あり |
フロントパネルをメモリにロード | いいえ |
使用前に認証が必要 | いいえ |
ブロックダイアグラムをメモリにロード | いいえ |
リモートアクセス可能 | あり |
ドラッグ開始メソッドの使用サンプルは、labview\examples\Structures\Event StructureディレクトリにあるDrag and Drop - Initiating a Custom Drag VIで参照できます。
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