高スループット数学関数を使用する (FPGAモジュール)

高スループット数学関数を使用して、FPGAターゲットで固定小数点数値を使用する高スループット数学および解析を実行します。これらの関数は、数値関数に似ていますが、より高速なスループットレート、シングルサイクルタイミングループ内のハンドシェイク端子、入力/出力レジスタ、および自動パイプライン処理がサポートされています。

高スループット数学関数と数値関数の違い

高スループット数学関数は、LabVIEWの数値関数と以下の点で異なります。

  • 追加の関数—高スループット数学関数には、固定小数点データタイプに対応する三角、対数、および直交/極座標変換関数が含まれています。
  • 制限付きのデータタイプサポート—「高スループット数学」および「基本要素」関数は、数値関数よりも少ないデータタイプをサポートしています。サポートされているデータタイプについては、個別の高スループット数学または基本要素トピックを参照してください。
  • シングルサイクルタイミングループのユニバーサルサポート—一部の関数はシングルサイクルタイミングループの内側に配置できません。ただし、関数の実行に必要なサイクル数に関係なく、高スループット数学関数はすべてシングルサイクルタイミングループの内側に配置できます。これらの関数では、シングルサイクルタイミングループ内でハンドシェイク端子が表示される場合があります。これらの端子を使用することで、アルゴリズムが有効なデータのみを使用して演算を行うようにしてください。高スループット数学関数では、関数がコンパイルできるクロックレートを向上するために組み合わせパスの長さを制御することもできます。
  • より高速なスループット対応—シングルサイクルタイミングループの内側で数値関数をパイプライン処理する場合は、これらの関数を手動でパイプライン処理する必要があります。ただし、ほとんどの高スループット数学関数にはスループット制御器が含まれているため、LabVIEWが自動的にこれらの関数をパイプライン処理し、指定されたスループットを確立させることができます。
  • ラベル付き端子—高スループット数学関数を構成して、数値端子のエンコーディング、ワード長、および整数ワード長を表示できます。また、詳細ヘルプウィンドウで関数やワイヤに関する構成情報を表示できます。

NIでは、高スループット数学関数でのみ得られる機能が必要な場合を除き、LabVIEWの数学関数を使用することを推奨します。数値関数は、VIの作成をより簡単に行うことができ、高スループット関数よりも多くのプラットフォームで実行できます。たとえば、高スループット数学関数はNI Real-Timeターゲットでサポートされていません。

関数を構成する

高スループット数学関数を構成するには、関数をダブルクリックするか関数を右クリックして、ショートカットメニューから構成を選択します。関数の構成ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスを使用して、関数の実行方法や結果が返される方法などさまざまな要素を構成することができます。構成ダイアログボックスで入力端子のエンコーディング、ワード長、および整数ワード長を設定すると、サポートされていない固定小数点の構成で起こる問題を防ぐことができます。

関数の外観を構成する

高スループット数学関数は、拡張または縮小表示することができます。拡張表示では、各端子のエンコーディング、ワード長、および整数ワード長が表示されます。縮小表示では、ブロックダイアグラム上のスペースを節約できます。関数の外観を構成するには、関数を右クリックして、拡張表示または縮小表示を選択します。



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