![]() | ヘルプをダウンロード(Windowsのみ) |
LabVIEWは、編集時にMathScriptノードで変数のデータタイプを決定します。データタイプは、変数のすべての可能な値が含まれる最小のデータタイプです。たとえば、変数の値が数字の平方根である場合、LabVIEWは値が整数であっても、データタイプが倍精度複素浮動小数点数数値であると決定します。
デフォルトでは、MathScriptノードの外側をクリックすると、変数が割り当てられた出力端子のデータタイプが自動的に選択されます。出力端子に割り当てられた変数がスクリプトで定義されていない場合、またはスクリプト内で変数が検出されない場合はスクリプトのエラーとなり、端子のデータタイプを選択するためにはこのエラー状態を解決する必要があります。
出力端子を右クリックしてカーソルをデータタイプを選択ショートカットメニュー項目の上に動かし、データタイプやLabVIEWが決定するデータタイプをショートカットメニューで表示します。以下に示すように、LabVIEWは決定したデータタイプにアスタリスク(*)を付けます。
LabVIEWが変数のデータタイプを実行中のみに決定できる場合は、端子のデータタイプを手動で構成する必要があります。以下の手順に従って、MathScriptノードの出力端子のデータタイプを手動で変更します。
LabVIEWが決定したデータタイプと異なるデータタイプを使用して端子を手動で構成すると、LabVIEWは可能であれば選択したデータタイプに値を強制変換し、出力端子に強制ドットを配置します。強制変換ができない場合は、LabVIEWはエラーを返します。
![]() |
メモ LabVIEWが決定したデータタイプより小さいデータタイプに値を強制変換した場合、データが失われる可能性があります。たとえば、LabVIEWが複素数を複素数でない数値に強制変換すると、データの虚部を損失する場合があります。LabVIEWが浮動小数点を整数に強制変換すると、データの記述部を損失する場合があります。 |
出力端子のデータタイプを手動で構成した後は、LabVIEWは端子のデータタイプを選択しません。端子のデータタイプの自動選択を再び有効にするには、出力端子を右クリックして、ショートカットメニューからデータタイプを選択→タイプを自動選択を選択します。
MathScriptノードはMATLABスクリプトノードと動作が異なるため、入力端子のデータタイプは変更できません。その代わりに、MathScriptノードでサポートされていないデータタイプを入力端子に配線すると、LabVIEWは壊れたワイヤを表示します。
役に立った
役に立たなかった