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データを1つの変数に格納し、整理するには、セル配列を使用します。セル配列のセル(要素)には、セル配列内の他のセルとはタイプまたはサイズの異なるデータを格納できます。セル配列では、データをストラクチャと同様、1つの変数内に整理できますが、サイズの異なる文字列または配列の配列を保持するのに便利です。以下のサンプルは、文字列値を1つ、整数行列を1つ、数値を1つ格納するセル配列を定義する方法を示しています。
X(1) = {'string'};
X(2) = {[1 3 5; 2 4 6]};
X(3) = {45.5};
このサンプルでは、Xは3つのセルをもつセル配列です。
セル配列は、ストラクチャや他のセル配列のように、変数内にデータを整理するデータタイプを格納することもできます。以下のサンプルは、セル配列を格納するストラクチャを格納するセル配列を定義する方法を示しています。
s.f = {[2 4 6], [1 3 5 7 9]};
A(1) = {s};
上記のサンプルでは、最初の行で、サイズの異なる2つのベクトルを持つセル配列を格納するフィールドfを持つストラクチャsを定義しています。2行目では、ベクトルを格納するストラクチャsを格納するセル配列Aを定義しています。
以下の図は、LabVIEW MathScriptウィンドウの変数リスト内にある、このサンプルのさまざまなコンポーネントを示しています。
また、ブロックダイアグラムの文字列の1次元配列をからMathScriptノードに渡すと、このLabVIEW配列はMathScript環境ではセル配列になります。
セル配列を使用するサンプルは、labview\examples\MathScriptディレクトリのMathScript Euler Tour.viを参照してください。
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